やっぱり東方界隈は閉鎖的だった

2008年8月23日加筆修正


夏コミが終わりまして皆様如何お過ごしでしょうか?
東方ブースは極端な人だかりでこの界隈に対する熱気を感じた所存です。


一方でいろいろな部分で歪みが出ているのもまた事実です。
今回は東方地霊殿非公式サポートページの閉鎖です。
ZUN氏のブログよりリンクされているサポートページを見ると、愚痴とともに
閉鎖の旨が書かれた文面が書かれています。
この内容に大して不安を抱いた方も多いでしょう。サポートページを作ったのは
東方Wikiの管理者でもあり、東方シリーズを最初から支えていた人であったからです。


これを読んだ方は管理人さんが大層身勝手な人に映っているのかもしれません。
私自身最初は憤慨していました。 ボランティアは見返りを期待するものではないという意味です。
ただ、管理人さん自身そのことがわからない方ではないことは明白です。


しかしこの話には裏が有るようです。
どうやら、サポートページ管理人さんと、ZUN氏の間に仲介人が存在していたようなのです。
仲介人のホームページでは、私の不徳の致すところと書いてありますが、
サポートページをどうするか別の人に管理させるのかなどと今後のビジョンは語られていませんでした。
一見すると謝罪文に見えますがとても無責任な文面だと思います。
しかも、サポートに関しては直接ZUN氏にメールを送ってくださいとまで書いてあります。
ZUN氏の負担を減らすための仲介人なのに、これではZUN氏の負担を増やしてしまいます。
この対応にとても呆れてしまいました。


だからサポートページ閉鎖の文面を裏読みするとこうとも読めます。
「私は仲介人が機能しているようには見えない。 せめてメールで直接の返事が欲しい。」
彼には同人のルールを知らないような初心者からのメールや愚痴がたくさん押し寄せていたことは
想像に難くありません。
もちろんボランティアとして、それくらいのことをやるのは当然、ブログ内で感謝の言葉があったのだから
それで満足しろという意見もあるかも知れませんが
仲介人が存在していたとあらば話は別です。 
おそらく、閉鎖までに幾つかのやりとりが有ったものと推察されます。
本当に突然閉鎖したとは考えにくいのです。


確かに人気コンテンツを持っている人に人が集まっていることは当然のことですが
おそらく東方というジャンルが大きくなる前は巨大ファンサイトの管理人とあらば、きちんと
ZUN氏からのメールも来ていたと思うのです。
ところがZUN氏を取り囲む変なフィルタができてしまった。
それは大きくなった界隈からZUN氏を守るために存在しているのかも知れませんが
それ自体がカースト化しているように見受けられるのです。
実はこれこそが東方界隈の閉鎖性の根源のように思われます。


こうなるともはや同人というものではなく、取り巻きに隠された一種の組織です。
ZUN氏が今の現状にどういう印象を持たれているのかはわかりませんが
いずれにせよ、今後サポートをやろうとする人などは殆どいなくなると思います。
今はサポートページを今まで管理してきた管理人さんに一言「お疲れ様」と言いたい所存です。


追記:サポート掲示板避難板ができた模様です。
   ただし管理人自らが投稿内容を検証していた前Wikiと違いある程度フリーの投稿型になっているようです。
   

追記2:元々同人は閉鎖的な要素が強いことを前提に書いています。
    これを良いことと考えるかどうかはまた別問題となります。