問題はどう戦うかだ

児ポ法関係のエントリを書いたら変な批判が来てる。
ここで多いのは規制を少しでも受け入れたらすべてがなし崩し的に規制されてまるで
暗黒時代でも来るかのような言説が蔓延していることだ。
だが、実際問題として規制が強化されるのは避けがたいし、これから幾つかの会社や法人が
規制に動き出すのは避けられないことだと思う。 


問題は規制に対して我々がどう動くのかだ。
規制されたから反対しようとか、表現の自由はどうなるとか言っても、
そもそも表現の自由は公共の福祉があってこその事だから、そこを突かれたらあまりに心許ない。
だから法の欠陥を突く形の反対運動もやる必要はあるが、同時に我々が現状を反省して
妥協点を提唱しないといけないだろう。


私はたびたびこのままでは世間が納得しないと書いてきたが
今、ソフ倫の自主規制問題での反応を見る限り、世間へのコンセンサスを得ることはまず不可能と考える。
今のままでは「キモオタどもが自分たちの変態趣味が無くなるのを防ごうと思ってる」としか
思われていない。 
ここで言う世間とはもっともパブリックな物だ。 マスコミの印象操作に支配されたと言ってしまえば
気分は楽になるが、多くの年配の人は実際そんな程度にしか思っていない。


すでに前回指摘したことだが、二次元エロが既に一般人が目につく場所にまで出張っているのである。
秋葉原と言えばメードカフェと言われる有様で、ゲームを知らない一般人が秋葉原をどこか風俗街みたいな
いかがわしい場所であるというイメージで見ている。
この事実に対する反省と対策を取らない限り、コンセンサスを求めるのは実質不可能ではないだろうか。


従って我々は世間のコンセンサスを求めるための自己規制を正しく行わないといけない。
ソフ倫の自主規制はその中の例ではあるが、どう見ても場当たり的な対応で、逆にソフ倫脱退メーカーを
生み出しかねないような展開である。
まず、やらないといけないのはゾーニングを徹底することだ。 これはどこでも言われていることだが
少なくても秋葉原の条例で、二次元エロに関する路上での販促活動を禁止させるべきだ。
それを我々が発起人となってやるのである。 他人の圧力でやっては駄目だ。 
あくまで世間に自浄能力を見せるパフォーマンスでなくてはいけない。


同時に販売方法も再検討するべきである。 そして今は非常に便利なカードが出回っているのにお気づきだろうか。
TASPOだ。 TASPOはタバコを買うための認証カードだが、同時にこれは所持者が成人である事の
証明になる便利なカードである。 これを身分証明の代わりに利用できないかと考える。
TASPOは現在、失敗ではないかと言われている最中である。 それを我々が再利用したら面白い事に
なるのでは無いだろうかと考える。


もう一つ忘れてはいけないのは、女性向け漫画も規制対象に加えてしまうように運動してしまうことだ。 
これは危険な賭に見えるかも知れないが勝算はある。
フェミニスト団体を自称する団体が図書館にレディスコミックを置かせようと圧力を加えた事件をご存じだろうか。
そして未成年エロはそれこそたくさんある。 酷いやり方だが、片っ端から告発するのである。
このやり方なら、フェミ団体が自分がやっている運動の帰結が見せることが可能だ。
自分たちの愉しみもつぶしますがいいですねとする位でよい。 そこから妥協点を引き出すのも戦い方だ。


上記は一つの例であるが、少なくても実効性があるゾーニング手法を提案できない限り未来はないと考える。
規制を嘆くのは簡単だが、署名活動だけでどうにかなるとは考えにくい。
出来そうなことを提案して実行するべきである。


一応署名も必要なのでこちら
架空創作表現規制禁止の法制化を求める署名
http://www.shomei.tv/project-1025.html

創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志
http://www.savemanga.com/