東方はもはや同人ではない

2008年8月27日 少し追記

今回の話は無意識な選民思想ってやつで


東方界隈はあまりに巨大化しすぎて、所謂「にわか」がたくさん出ているわけですが
たとえば彼らのうち都合の悪い存在を「ニコ厨」と呼称したり
「お客さん意識」って言って、そんな考え方では駄目だと嘆いてみたりがあまりに目立つので今回はそんな話。


同人というのは同好の士が集まって一緒に楽しむ場であるはずなのに
何故か、自分に都合の悪い存在を勝手ににわかと認定して
「我こそは正しいファンなるぞ」と言い出してしまう人が
こと東方界隈には多いようです。
正確には声がでかい人に限ってそういう事を言う人が多い。


もちろんこのような思考形態はインディーズバンドのファンとか
ある程度カルト的なムーブメントを経たコミュニティでよくあることなのですが
問題は「ニコ厨」「お客さん意識」と名のもと思考停止しているようにしか見えないことなのです。


たとえば今年の例大祭
カタログが一瞬で売り切れた段階で、まずいと判断するべきを問題を棚上げしたまま当日を迎えてしまい
コミックマーケットスタッフが応援にかけつけたが参加者に不満が募った件。
ところがスタッフとか入れた人はうまくいった。よくやったと自己弁護ばかりしていて、
一応運営側からの謝罪文は掲載されたものの、読めた出来事を棚上げする体質は変わらぬままだったりしているわけなのですが
こうしたことを批判すると「お客様意識」と言ってすぐに思考停止してしまうのですね。


そもそもお客様意識って何か? 
私に言わせれば、イベントに来てくれた方は皆お客様の筈なのです。
欲しいのに買えなかった、そこに不満を感じるのは当然でしょう。
ところがそれを「お客様意識」と言って批判する風土があるのです。
たとえば新刊を楽しみにしてくれたファンはお客様じゃないのですか?

追記(ただしマナーが悪い人や ルール違反をする人はお客様ではない。 クレーマーの類と考えるべきである
   この部分を混同する人があまりに多い。 それはすでにお客様意識でも何でもなく
   ただの頭がイタイ人だ。)
追記2(お客様至上主義を拡大解釈しすぎている人がいるようですが、その辺の根拠はコメント欄をご覧ください)



不思議で仕方ないのですが明らかに条例違反をしている徹夜組は普通に通して、きちんとした手続きで来ているお客様には
入場制限をする思考がすでにおかしいと思います。
そうだったら、もう警察巻き込んで全員補導してしまえばいいでしょう。
警察沙汰で目を付けられたら云々は、それは徹夜をしている人がわるいから問題ないのではないでしょうか

追記3 例大祭のペナルティの件ですが、フリー入場まで入場させないくらいの厳しいものでないといけません。
    多少のペナルティでも始発組と同じくらいの待遇になったら全く意味がありません
   


イベントを企画 開催した方にかなりのリスクがあってとても大変だと言うことはよくわかります。
ただ、それらを総括する際にファンに序列を設けてカーストを作りたがるその思考が大問題ではないでしょうか。
なら、具体的にどうするのか? そのビジョンは未だに語られていません。


どちらにせよ東方はもはや同人ではないと思っています。
一般雑誌による宣伝を行っているからです。
何も知らない人に一般雑誌による宣伝を行えば当然それに準じたサポートやイベント企画があると考えるのが自然です。
しかしいつまで経っても東方は同人だからの一点に甘えて、都合が悪くなると同人だからで逃げ回るのは
もはや限界ではないでしょうか。
地霊殿サポートページ閉鎖もこうした問題の一部であると考えています。


本質的には閉鎖的な東方界隈。
ニコ動のせいだとか雑誌のせいだと他人のせいばかりにするのはいい加減やめた方がよいのではないでしょうか。