東方界隈はネトゲそっくり?

こんにちは、某日記シリーズを書いている困った人です。
ここでは個人的に考えていることを雑記的に適当に書きます。


今回のお題は 
東方界隈とネトゲです。
ニコニコ動画にも持ち上げられ今年の東方同人イベント「例大祭」は5万人の動員を実現しました。
ここまで大きなコミュニティを形成するとあちらこちらで色々な歪みやら何やらが起こる訳なんですが
個人的な経験を踏まえながら、色々と分析してみようという企画です。
最近、東方界隈は閉鎖的というエントリが話題になりましたがその閉鎖性は何処から来るのか
にわかを排除しようと考える理由をちょっと違う視点で考えてみましょう。


すでに別の場所でも書いたことですが
東方界隈は実にネトゲそっくりであると考えています。
その根拠は、階層化とコミュニティの細分化です。


東方界隈だけでなく大きくなったコミュニティには必ずと言っていいほど階層化が発生します。
東方の場合は二次創作を行うもの、単にゲームで遊んでいるもの、ニコニコ動画を見て楽しんでいる者
色々いることでしょう。
ネトゲでもそうした階層化が発生します。 たとえば長時間プレイしている廃人と呼ばれる人と
長時間プレイすることができない一般プレイヤーです。 


東方界隈が小さかったとき、そのコンテンツリソースは二次創作を含めても大して大きくありませんでした。
皆が同じものを共有することができたと言えます。
しかし、界隈が巨大化するに従ってリソースは加速度的に増えていきます。
そうすると何が起こるのか? 淘汰と階層化が生まれます。


階層化とは何かといいますと、要するに「格」というやつです。
たとえば東方では二次設定が数多く生まれていますが、それら二次設定を決めているのは
いわゆる上位ランクにいる人たちです。 彼らは東方にどっぷり浸かっていている
いわば「廃人」です。


他の人がどんな二次ネタを作ったとしても彼らが動かない限りは、そのネタが定着することはありません。
それらのネタが定着するかどうか、定着させたくないとか云々で方々で議論まで起こっています。
もちろんこれら議論は結実することはありません。
なぜなら、最終的にそのネタを利用するかどうかは「廃人」たちにかかっていて
掲示板で議論している人たちの意見なんか一切関係がないからです。


ここで起こるのが嫉妬と、やっかみの世界。
自分たちも二次設定をつくりたい。でもそれを許してもらえない。
そこにお金の話が加わって界隈はいつもドロドロしてしまいます。
それがいけないことなのかって?


ちがいます


それがあたりまえなのです。
ところがそのことを認めたくない人が多いのですね。
だから彼らにはこう言うしかない。 
文句があるなら対抗するだけの強度をもったコンテンツを生むしかない
そういうわけですね。


はてこの世界、どこかで見たことはないですか? 
まさにネトゲ界隈そのものなのです。 廃人によるリソースの独占
自分たちも廃人と同じような利益を享受したいけどそこまでどっぷり浸かりたくない。
じゃあ自分も廃人になりますか?って話になりますよね。
それは嫌だとなると今度は運営に文句を言い出します。


東方地霊殿でサポートキャラに文句を言う人はそういう人種です。
そんなの作者の勝手でしょう。というわけですね。


このようにある程度大きなコミュニティを構築すると必ず階層化が発生します。
階層化しちゃったら、突破するには強力なコンテンツを持って対抗すればいい。
次回は廃人達になりきれない中途半端な廃人の立場でちょっとこの話を掘り下げてみましょう。